新着記事一覧
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社会的背景
ドイツ騎士団(Deutscher Orden)
ドイツ騎士団(別名:チュートン騎士団)とは,ローマカトリック教会の騎士修道会のことで,十字軍時代の修道会の流れをくんでいます。テンプル騎士団,聖ヨハネ騎士団とともに,ヨーロッパ三大騎士団の一つです。 一時は騎士団国家まで設立した騎士団です... -
バーデン・ヴュルテンベルク州の城
バルデルン城(Schloss Baldern)
シュベービッシュ・アルプの東側(Schwäbischen Alb),ボップフィンゲン(Bopfingen)にあるバロック様式の山城です。 古城街道とロマンティック街道の交点であるローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)から南に約50kmのとこ... -
ノルトライン・ヴェストファーレン州の城
アンホルト水城(Wasserburg Anholt)
ドイツとオランダとの国境付近にある水城です。オランダまでわずか1キロしかありません。 最寄りのドイツの大都市は,デュイスブルク(Duisburg)になりますでしょうか。 アンホルト城はザルム・ザルム侯爵(Fürsten zu Salm-Salm)の居城で,現在は博物館... -
ザクセン州の城
アルプレヒツブルク・マイセン(Albrechtsburg Meissen)
アルプレヒツブルク・マイセン、いわゆるマイセン城は、ドイツにおける最初の後期ゴシック様式の城です。ザクセンの中心地であり、マイセン司教および辺境伯の居城でもありました。 有名な陶磁器マイセン焼で有名なマイセン市にある山城で、ハーグ条約に基... -
城とは何か
ドイツの城:ブルク(Burg)とシュロス(Schloss)、フェストゥンク(Festung)の違い
一口に「ドイツの城」といった場合、そこには「ブルク」や「シュロス」、ときに「レジデンツ」や「要塞」が一緒くたにされてしまっていることがあります。しかし言葉が違うということは、その意味することも違うことを示しています。ここでは、その違いについて解説します。 -
城とは何か
ドイツ語「Burg」の言葉の語源
古代ローマは国境に見張塔を建てました。その見張塔を“burgi”と言い、それがドイツ語のBurgになったという説があります。 しかしこの言葉はインドゲルマン語族に広く見られます。サンスクリット語pura、ラテン語burgus、アングロサクソンbyrig、英語boroug... -
城とは何か
ドイツの城(ブルク)の地勢による分類
数多く存在するドイツの城は、立地によって山城、平城、岩城の3つに大きく分類されます。これら3つは立地によってさらに細かく分類されます。地形による城の分類を解説し、その立地に立つ代表的な城を紹介します。 -
城とは何か
ドイツの城の変遷―先史時代から中世時代まで
城は、時代とともに変遷していきます。攻城技術の発達や建築技術の発達、時には外国の築城技術の影響も受けながら、時代とともに強化されていきました。はじめは土塁と堀、木柵だけの単純だった城は、次第に石造りの城となります。しかし火器の発達により城では十分な機能を果たせなくなり、城の時代は終焉を迎えます。 -
ドイツの城の構造
ドイツの城の堀(Burggraben)と日本の城の堀は同じ?違う?
ドイツの城にも、日本の城と同じように堀があります。日本の堀と全く同じかといえばそうではなく、ほとんど同じかもしれませんが、細かく見ていくと、ちょっとだけ違っているところもあります。ここでは、城の堀をさらに深く掘り下げていきます。 -
ドイツの城の構造
城門に見られる落とし格子(Fallgitter)とはどんなもの?
ヨーロッパの城砦や城塞都市の城門には、落とし格子が設けられています。落とし格子の役割とは、一体どのようなものだったのでしょうか。ここでは落とし格子の構造と、役割について解説します。 -
ドイツ中世の社会制度
ギルド(Zunft)-その既得権益と掟
ヨーロッパ中世的世界観のゲームでも,ギルドという言葉が登場します。ヨーロッパ中世で実在した「ギルド」という組織は,一体どのようなものだったのでしょうか。 ギルドとは中世から近世にかけて存在した商工業者の職人組合で,ドイツでは19世紀頃まで,... -
バイエルン州の城
フェステ コーブルク(Veste Coburg)
フランケンの王冠(Fränkische Krone )とも呼ばれ, 中世の防衛施設が拡張されていった要塞です。約135m×260mの縄張りと,三重の環状城壁を持つドイツで2番めの巨大な城塞となっています。 城塞都市でもあり,城でもあり,要塞でもあるゆえに,他の城とは...