古き栄華ハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)

バーデン・ヴュルテンベルク州

古城街道(Burgenstraße)の有名観光地ハイデルベルク城。プファルツ選帝候(Kurürst von der Pfalz)でもあるヴィッテルスバッハ(Wittelsbach)家の居城。過去3回破壊の憂き目に合い,廃墟と化しました。

ネッカー川(Necker)を見下ろす山腹にある,古き栄華を偲ばせる城です。

ほとんどの本には城(Schloss)と記されていますが,実態は城廃墟(Schlossruine)です。

ハイデルベルク城の歴史は,下記ページで紹介しています。歴史に興味のある方は,是非ご覧になってください。

ハイデルベルク城(Schloss Heidelberg)の歴史
古城街道(Burgenstraße)の有名観光地ハイデルベルク城。プファルツ選帝候(Kurürst von der Pfalz)であるヴィッテルスバッハ(Wittelsbach)家の居城。過去2回の戦争による破壊と1回の落雷の憂き...
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ハイデルベルク城の見どころ

ハイデルベルク城から見下ろすネッカー川とハイデルベルクの旧市街。また,城の敷地自体が巨大なので,かつての栄華を想像しながら城を楽しむと良いです。

樽戦争とも呼ばれ,アウグスト一世強王(August der Starke)と競い合った大樽も見ものです。アウグスト一世の大樽はケーニッヒシュタイン要塞にあります。

巨大なケーニッヒシュタイン要塞(Festung Königstein)
チェコとの国境近く,エルベ川左岸にある岩山に建つ要塞,ケーニッヒシュタイン要塞は,12世紀に建てられたブルクに起源をもつ巨大な要塞です。 独仏戦争や第二次世界大戦では,捕虜収容所として用いられたこともあります。州刑務所として有名な場所でし...

ハイデルベルク城への行き方

車で行く場合,アウトバーン5号線(A5)を37番または38番で降ります。そのまま旧市街(Altstadt)の看板に従って車を走らせれば着きます。やや距離がありますが,旧市街の駐車場が城に近くて便利です。特に,ケーブルカー乗り場近くにある駐車場が便利です。

電車やバスを利用する場合,ハイデルベルク中央駅から11番または33番のバスに乗ります。バス停の名前は忘れたましたが,ケーブルカー乗り場前のところで降りると良いです。

城までケーブルカーに乗っても良し,歩いて登っても良し。ただし徒歩の場合,かなり急な石畳の坂道を10~15分ほど歩くことになります。

ハイデルベルク城の訪問記

まずは入場券を買って,城の中庭(Hof)に入ります。

Schloss Heidelberg

入場券で城の中庭と薬局博物館とワインの大樽を見ることが出来ます。しかしガイドツアーに参加しないと城の内部は見学できません

ガイドツアーの言語

この城の内部を見学できると言うことを知らない人が多いかもしれません。内部を見学したければ,1時間ごとに行われる英語またはドイツ語の城内ガイドツアーに参加してください。

分かりにくいかもしれませんが,ガイドツアーのチケット売り場は城の中庭にあります。入場券とは全く別のチケットになりますのでご注意ください。ガイドツアーは英語とドイツ語のコースがあります。

また,内部を見学できるガイドツアーとは別物ですが,ガイドカセットテープの貸し出しを入場券売り場近くで行っています。私は使用したことがないので,どのようなものかは分かりません。

私は,英語コーストドイツ語コースをそれぞれ1回経験しました。英語コースは参加者が多く,ドイツ語コースは参加者が少ないのでガイドさんとの距離が近くて和気あいあいと楽しむことができます。

人の名前が言語に合わせて変化し,Friedrichが英語のコースではFredericになってしまいます。ですので,知らないとかなり面喰います。

ツアー参加者の集合場所はかなり分かりにくく,ドイツ人のご婦人ですら係員に聞いていました。チケット売り場の向かい側にある塔の入り口です。

ガイドツアー開始

ツアー担当者がやってきて,ツアー開始。チケットを見せてツアー参加者であることを証明します。ドイツ語コースに参加した時はたったの5人,英語コースの時は2,30人の大所帯でした。

まずは入って左側の部屋。ここで城の歴史を大雑把に紹介されます。紋章の説明もされました。この部屋にあるルネッサンスの暖炉だけはオリジナルで残っているのだそうです。

次にその向かい側の部屋に移る。そこには,現在の廃墟になったハイデルベルク城の模型と,最盛期の城の完全な姿の模型と家系図がありました。

まずは完全な姿の模型の前で,ガイドさんは説明します。
「最初は木製のブルクでした。次に石製になり,城壁が出来…,庭園のこの部分は人工的なもので…,この建物はフリードリッヒ5世の…,この建物はフリードリッヒ4世の…,んでこの建物はエリザベス・スチュワートの…。」

そして
「フリードリッヒ5世のときに最も栄華を極め,その後3回ほど破壊の憂き目に遭いました。…(中略)…そしてそれ以降,この城は人のすめない廃墟となりました。」
ということを現在の廃墟と化した城の模型のところで説明を受けます。

その説明を聞いたツアー参加者のドイツ人のおばあちゃんが呟いて,
「おぉっ,しゃ~で~。(schade:残念な,悔しい)」
それはなんだかとても心に響く一言でした。

この部屋を出た後,城の外(ただしガイドツアーに参加していないと行けない所)に出ます。

ハイデルベルク城-英語ガイドツアー

ガイドさんはそこから見える建物をいろいろ説明します。フリードリッヒ4世だの,フリードリッヒ5世だの,似たような名前が頻繁に登場します。頭が混乱します。

○○家の誰と誰が結婚して,等など。他にマリア・テレジアにマリー・アントワネットも登場しました。とりあえずこの二人は理解できましたが,他は名前が同じでこんがらがってしまい,理解不能です。

王の間(Königssaal)は現在でも使用されています。正面の部分だけがオリジナルです。

最盛期には常時1000人の人が勤め,多いときで1日2000リットルのワインが消費された(1L/日/人以上飲むの?)そうです。ワイン倉からパイプラインでワインを汲み出す装置はほとんど井戸のポンプのお化けのようです。

昔のワインは今のように殺菌法が発明されておらず,いろいろな細菌も増殖していたためにかなり酸っぱいものだったようです。

ここで再び外に出ます。英語コースにしたときはここでいったん記念撮影をしました(ツアー終了後,出口で売られています)。ドイツ語コースに記念撮影はありませんでした。

Schloss Heidelberg

外では城に飾られている像の説明がありますた再び建物の中に入り,歩廊でもう一度像の説明。神話や伝説に出てくる英雄やギリシア神話の神様の像のようです。

子供部屋は落書きがいっぱいあったらしいですが,度重なる破壊でなくなってしまったそうです。再建された現在の部屋の壁はきれいな白色をしておりました。

この部屋を出た廊下には,オリジナルの侯爵像があります。外に飾られているのはコピー。現在はバーデン・ヴュルテンベルク(Baden-Württemberg)州が管理しているらしいそうです。

ある侯爵像の前にて,
「この人はアルコールが大好きで,アルコールで死にました。酔っ払った拍子に椅子から転げ落ちてそのままぽっくりと亡くなりました。」
という説明にびっくり。

大好きなお酒を飲んで死ねることは,酒好きの人にとっては本望なのでしょうか。酒が飲めない私にはわかりません。

部屋の中に入るといろいろと調度品がありましたが,これもオリジナルではなくコピーなのだそうです。オリジナルはどこかの博物館にあるようです。

最後は礼拝堂にて説明を受けます。

ツアーはここで終了。ガイドさんにチップを渡して城を出ます。

ちょうどワインの大樽の出入り口の近くに出ます。

ハイデルベルク城の営業案内

年末年始は時間が変わることがありますので,公式サイトでご確認ください。

城の庭園と大樽

8:00~18:00

薬局博物館

10:00~17:30

Schloss Heidelberg: Staatliche Schlösser und Gärten Baden-Württemberg
Offizielle Homepage von Schloss Heidelberg: Öffnungszeiten, Eintrittspreise, Führungszeiten, mietbare Räume, Infos zu Heiraten im Schloss und vieles mehr.

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