アンホルト水城(Wasserburg Anholt)

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ノルトライン・ヴェストファーレン州アンホルト水城(Wasserburg Anholt)
ドイツとオランダとの国境付近にある水城です。オランダまでわずか1キロしかありません。最寄りのドイツの大都市は,デュイスブルク(Duisburg)になりますでしょうか。アンホルト城はザルム・ザルム侯爵(Fürsten zu Salm-Salm)の居城で,現在は博物館と... -
ザクセン州アルプレヒツブルク・マイセン(Albrechtsburg Meissen)
アルプレヒツブルクは,ドイツにおいて最初の後期ゴシック様式の城になります。ザクセンの中心地であり,マイセン司教の居城でもありました。有名な陶磁器マイセン焼で有名なマイセン市にある山城で,ハーグ条約に基づく重要文化財となっています。エルベ... -
城とは何か城とは何か:ブルク(Burg)とシュロス(Schloss),レジデンツ(Residenz),要塞(Festung)の違い
ドイツといえばノイシュヴァンシュタイン城をはじめとするお城が有名です。ではいったい「城」とは何でしょうか。だれが何のために建てたものなのでしょうか。城の役割とはいったい何でしょうか一般的に,「ドイツの城」といった場合,そこには城塞(Burg... -
城とは何かドイツ語「Burg」の言葉の語源
古代ローマは国境に見張塔を建てました。その見張塔を“burgi”と言い,それがドイツ語のBurgになったという説があります。しかしこの言葉はインドゲルマン語族に広く見られます。サンスクリット語pura,ラテン語burgus,アングロサクソンbyrig,英語borough... -
城とは何かドイツの古城(ブルク)の種類
城の分類にはいろいろな分類の仕方があります。ここでは,Friedrich-Wilhelm Krahe著『Burgen des deutschen Mittelalters Grundriss-Lexikon』にもとづく分類を紹介します。【立地による分類】ブルクの種類はその立地条件から大きく分けて3つあります。山... -
城とは何かドイツの古城(ブルク)の変遷
【中世以前】ブルクの起源を探し出すのは難しいのですが,先史時代にはすでに砦らしきものが建設されていたようで,谷,岩山,川,湖等,守り易いところに建設はされていたようです。その際,自然の地形は可能な限り活用していました。狭い出入り口だけを... -
ドイツの城の構造お堀(Burggraben)
城を防衛するために掘られた障害物としての溝のことを掘りといいます。水がはられているものを水掘(Wassergraben),水がないものを空堀(Trockengraben)と言います。堀は城全体をぐるりと取り囲むこともありますが,一方向のみに堀が設けられることもあ... -
ドイツの城の構造落とし格子(Fallgitter)
中世ヨーロッパのブルクや城塞都市の城門に見られた防衛施設の一つです。落とし格子の大部分は木製で,一部を金属を用いて補強していました。格子の下端は尖った杭状であり,格子の杭の部分が落ちる場所には穴が開けられており,穴には衝撃を和らげるため... -
社会制度ギルド(Zunft)-その既得権益と掟
ヨーロッパ中世的世界観のゲームでも,ギルドという言葉が登場します。ヨーロッパ中世で実在した「ギルド」という組織は,一体どのようなものだったのでしょうか。ギルドとは中世から近世にかけて存在した商工業者の職人組合で,ドイツでは19世紀頃まで,... -
バイエルン州フェステ コーブルク(Veste Coburg)
フランケンの王冠(Fränkische Krone )とも呼ばれ, 中世の防衛施設が拡張されていった要塞です。約135m×260mの縄張りと,三重の環状城壁を持つドイツで2番めの巨大な城塞となっています。城塞都市でもあり,城でもあり,要塞でもあるゆえに,他の城とは... -
バイエルン州ザルツブルク城廃墟(Burgruine Salzburg)
このページはドイツのザルツブルク城を紹介するものです。オーストリアのザルツブルクでも,スロバキアにあるザルツブルク城でもありません。ヴュルツブルクの北,ウンターフランケン地方のバート・ノイシュタット・アン・デア・ザーレ(Bad Neustadt an d... -
バイエルン州ヨーロッパ最長の城,ブルクハウゼン城(Burg zu Burghausen)
ドイツとオーストリアの国境,ザルツァハ川(Salzach)と細長いヴェーア湖(Wöhrsee)の間の山の尾根筋に沿って建つ,全長1082mの長~い城。世界で最も長い城としてギネスブックにも掲載されています。ザルツァッハ川と細長い細長いヴェーア湖の間の尾根上...