新着記事一覧
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ドイツの城の変遷―先史時代から中世時代まで
城は、時代とともに変遷していきます。攻城技術の発達や建築技術の発達、時には外国の築城技術の影響も受けながら、時代とともに強化されていきました。はじめは土塁と堀、木柵だけの単純だった城は、次第に石造りの城となります。しかし火器の発達により城では十分な機能を果たせなくなり、城の時代は終焉を迎えます。 -
ドイツの城の堀(Burggraben)と日本の城の堀は同じ?違う?
ドイツの城にも、日本の城と同じように堀があります。日本の堀と全く同じかといえばそうではなく、ほとんど同じかもしれませんが、細かく見ていくと、ちょっとだけ違っているところもあります。ここでは、城の堀をさらに深く掘り下げていきます。 -
城門に見られる落とし格子(Fallgitter)とはどんなもの?
ヨーロッパの城砦や城塞都市の城門には、落とし格子が設けられています。落とし格子の役割とは、一体どのようなものだったのでしょうか。ここでは落とし格子の構造と、役割について解説します。 -
ギルド(Zunft)-その既得権益と掟
ヨーロッパ中世的世界観のゲームでも,ギルドという言葉が登場します。ヨーロッパ中世で実在した「ギルド」という組織は,一体どのようなものだったのでしょうか。 ギルドとは中世から近世にかけて存在した商工業者の職人組合で,ドイツでは19世紀頃まで,... -
フェステ コーブルク(Veste Coburg)
フランケンの王冠(Fränkische Krone )とも呼ばれ, 中世の防衛施設が拡張されていった要塞です。約135m×260mの縄張りと,三重の環状城壁を持つドイツで2番めの巨大な城塞となっています。 城塞都市でもあり,城でもあり,要塞でもあるゆえに,他の城とは... -
ザルツブルク城廃墟(Burgruine Salzburg)
このページはドイツのザルツブルク城を紹介するものです。オーストリアのザルツブルクでも,スロバキアにあるザルツブルク城でもありません。 ヴュルツブルクの北,ウンターフランケン地方のバート・ノイシュタット・アン・デア・ザーレ(Bad Neustadt an ... -
ヨーロッパ最長の城,ブルクハウゼン城(Burg zu Burghausen)
ドイツとオーストリアの国境,ザルツァハ川(Salzach)と細長いヴェーア湖(Wöhrsee)の間の山の尾根筋に沿って建つ,全長1082mの長~い城。世界で最も長い城としてギネスブックにも掲載されています。 ザルツァッハ川と細長い細長いヴェーア湖の間の尾根... -
トラウスニッツ城(Burg Trausnitz)ランツフート(Landshut)
ミュンヘンの北東,ランツフート(Landshut)市の旧市街の丘の上にある山城です。 中世の政治と文化の中心地でもありました。 トウラウスニッツ城はランツフートの他に,オーバープファルツ地方にも同名の城があるので,ランツフートをつけて区別すること... -
ロッククライミングが可能なプルン城(Burg Prunn)
インゴルシュタット(Ingolstadt)の北東リーデンブルク(Riedenburg)にある小さな城です。石灰岩の岩山の上に立ち,三方をアルトミュールタール(Altmühltal)という谷に囲まれ,山側には空堀があります。 谷側から観る城は70mの断崖絶壁に立っているこ... -
ホーエンアスペルグ要塞(Festung Hohenasperg)
シュツットガルトの北,ルードヴィッヒスブルク(Ludwigsburg)にある要塞です。約356mの丘の上にある山城であり要塞です。 要塞の歴史は古く,ケルト時代にまで遡ることができます。 現在は刑務所および医療刑務所として使用されているため,内部を見学す... -
絵になる水城,メスペルブルン城(Schloss Mespelbrunn)
フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)とヴュルツブルク(Würzburg)の間,エルザーファ谷(Elsava-Tals)にあるこじんまりとしたルネッサンス様式の美しい水城です。水に映る城の姿との調和がまた美しいですね。 美しい場所としてドイツでは... -
ミュンツェンベルク城廃墟(Burgruine Münzenberg)
2つの円柱形のベルクフリートが印象的な中世のブルク廃墟です。帝国ミニステリアーレの城でした。フランクフルト・アム・マイン(Frankfurt am Main)とマールブルク(Marburg)のほぼ中間地点にある山城です。高さ239mの小高い山の上にあります。 ミュン...