ヴァルトブルク城(Wartburg)の歴史

ヴァルトブルク城 チューリンゲン州

言うまでもなく,アイゼナハ(Eisenach)にある超有名な城です。よくワルトブルクと表記されているのを見かけますが,ドイツ語読みを正しく表記すればヴァルトブルクとなります。

1206年にここで行われたと言われる歌合戦の伝説を,リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner)が歌劇タンホイザー(Tannhäuser)の題材としました。

マルチン・ルター(Martin Luther)はここにかくまわれ,聖書をドイツ語に訳し,布教活動の拠点とした場所です。ルターが著した聖書は,その後のドイツ語の筆記法の基礎になっています。

バイエルン王ルードヴィッヒ二世(Ludwig II)はここの大広間をノイシュバンシュタイン城で模倣しました。

そして1999年12月,ユネスコ世界文化遺産の1つに選ばれています。

ヴァルトブルク城のフォアブルクは,現在古城ホテルとして運営されています。しかも5つ星ホテルです。ユネスコ世界文化遺産にもなっている古城で泊まれるなんて,こんな素敵なことはないのではないでしょうか。

ヴァルトブルク城の訪問記は下記で紹介しています。

ユネスコ世界文化遺産,ヴァルトブルク(Wartburg)城
言うまでもなく,アイゼナハ(Eisenach)にある超有名な城です。よくワルトブルク城と表記されているのを見かけますが,ドイツ語読みを正しく表記すればヴァルトブルクとなります。1206年にここで行われたと言われる歌合戦の伝説を,リ...
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ヴァルトブルク城の歴史年表

1040年頃
チューリンゲンの森の小さな開墾値の支配者だった髭のルードヴィッヒ(Ludwig der Bärtige)の子孫,ルードヴィッヒ・デア・シュプリンガー(Ludwig der Splinger)がヴァルトブルクを設立します。中世後期の文学によれば,ヴァルトブルクは1067年に設立されたと言われていますが,歴史家によれば1073年に設立されたと見られています。
1080年1月
ザクセン戦争(Sächsische Krieg)勃発。国王ハインリッヒ四世(Heinrich IV.)派と反ハインリッヒ派諸侯との争いです。文献にヴァルトブルクの名が出てくる始めての出来事です。
1131年
国王ロタール・フォン・ズュップッリンゲンブルク(Lothar von Süpplingenburg)により,方伯の位を授かります。
1155年
鉄のルードヴィッヒ二世(Ludwig II. der Eiserne)の妻が皇帝フリードリッヒ一世(赤髭王)(Friedrich I. Barbarossa)の妹であったことから,帝国内で大きな権力を持つと同時に十字軍に参加しなければならなくなりました。パラスの建築が始まります。

1206年
ヘルマン一世(Hermann I.)の時代に伝説の歌合戦が行われます。(ヴァーグナーの『タンホイザー』の設定とは違います。)
1211年
4歳のハンガリー王女エリザベート(Elisabeth)(後の聖エリザベート)がルードヴィッヒ四世・フォン・チューリンゲン(Ludwig von Thüringen)の婚約者としてヴァルトブルクに来ます。1221年に正式に結婚。しかし1227年に夫のルードヴィッヒ四世が十字軍の遠征途中,病で亡くなり,翌年彼女はマールブルク城へ移ります。ルードヴィッヒ四世の時代にパラスが完成します。
1246年
ハインリッヒ・ラスペ四世(Heinrich Raspe IV.)が皇帝フリードリッヒ二世(Friedrich II.)の対立国王に立ちます。しかし僅か9ヶ月後に死亡してしまいます。
1247年
最後のチューリンゲン方伯であるハインリッヒ・ラスペの死後,チューリンゲン継承戦争が起こります。その争いは1263年まで続き,ヘッセンとチューリンゲンが分かれます。
大空位時代
上級貴族たちは権力闘争を繰り返し,アイゼナッハとヴァルトブルクはヴェッティナー家のものになります。以後650年はヴェッティナー家の所有です。
1265年
チューリンゲンとザクセンが分かれます。
1318年
落雷により炎上します。その後5年で増築&改築します。この中世後期がヴァルトブルクの主な建築期になります。
15世紀
ブルクにはもう居城としての意義はなくなり,周囲に木組みの建物が建てられていきます。
1521年5月4日
皇帝カール五世(Karl V.)のヴォルムス帝国議会により帝国追放刑を受けたマルチン・ルターを,ヴァルトブルクで保護します。ルターはヴァルトブルクで聖書を翻訳します。
1777年
文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)が滞在し,ヴァルトブルクを評価します。
1817年10月18日
ブルシェンシャフトの学生らが宗教改革300年,ライプチッヒ会戦4周年を記念して祝典を開きます。
1838年~1890年
カール・アレクサンダー大公(Erbherzög Carl Alexander)によりチューリンゲン発祥の城として再建されます。
1922年
ヴァルトブルク財団(Wartburg-Stiftung)が設立され,以後財団が城と収集品保護管理,城の建築と歴史を研究します。
1967年
宗教改革450年,ブルシェンシャフト150年を記念して,東ドイツの国家祝典行事が行われます。
1999年12月
ユネスコ世界文化遺産の指定されます。

ヴァルトブルク城の開館案内

開館時間(年中無休)
3月~12月は8:30~17:00
11月~2月は9:00~15:30
パラスはドイツ語のガイドツアーのみ。その後の博物館は自由見学。
所在地
Wartburg-Stiftung Auf der Wartburg 99817 Eisenach
城主
Wartburg-Stiftung
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