エアフルト(Erfurt)の南南東焼く40kmのシュロイジンゲン市(Stadt Schleusingen)にあるルネッサンスシュロス。
ハネベルク家(Hause Hanneberg)のベアトールズ七世(Bertholds VII.)がこの城を建てたことから,この人物の名を冠したシュロスになっています。
目次
ベアトールズブルク城の見どころ
男系が途絶えた後,誰も城の改築などを行わず,また,戦争による破壊も受けなかったため,16世紀の姿をほぼそのまま今に伝えています。
城からシュロイジンゲン市の町並みを見下ろすのはもちろんですが,いろいろな石を集めた自然科学博物館は定評があります。
自然科学博物館
1988年以降,南チューリンゲンの自然史博物館として,さまざまな自然物を集めて研究し,展示しています。
展示物は動植物はもちろんのこと,化石,鉱物,宝石,岩石などが展示されています。地質学好きにおすすめできる博物館です。
地方史博物館
城といえば,もちろんその地域の歴史が展示されているものです。
ベアトールズブルク城も,伯爵が集めたインテリアや武器などが展示されています。
ベアトールズブルク城への行き方
ベアトールズブルクの歴史年表
- 1226年から1232年
- ニュルンベルク-エアフルト-ライプチッヒを結ぶ交易路に,ヘンネベルク伯爵ポッポ七世(Graf Poppo VII. von Henneberg)がブルクを建設し,居城をシュロイジンゲンに移しまりた。
- 1274年
- ヘンネベルク家が3つの文家に分かれ,ベアトールズブルク城はヘンネベルク・シュロイジンゲン家(Henneberg-Schleugingen)の居城となりました。
- 1500年頃
- ヴィルヘルム六世(Wilhelm Vi.)のもと,ブルクはシュロスへと姿を変えました。現在の姿はこの時代のものです。
- 1583年
- 男系が途絶えます。城と都市は最終的にザクセン選帝侯のものとなります。しかし居城ではありませんでした。
- 1685年と1765年
- 火災が発生しましたが,火は短時間のうちに消し止められ,大きな被害は発生しませんでした。
- 1815年
- ウィーン会議後,プロイセンの所領となります。
- 1934年
- ヘルマン・フランク教授(Hermann Frank)が地質遺産を公開しはじめ,自然史博物館の基礎を築き上げました。
ベアトールズブルク城の営業案内
- 博物館の開館時間
- 火~金曜日 9:00~17:00
土,日,祝日 10:00~18:00 - シュロス庭園
- 月~金曜日 8:00~17:00
土,日,祝日 10:00~18:00