クロンブルク城はバイエルン州のアルゴイ(Allgäu)地区にあるシュロスです。四翼からなる城で,四隅に立つバイエルンらしい葱花円蓋を持つ塔が目を引きます。
結婚式が行われたり,クリスマスマーケットやコンサート等に使用されています。
現在も男爵様ご一家がお住いになられている現役の城です。
目次
クロンブルク城の見どころ
男爵一家の日常を紹介している動画です。
男爵自ら城の掃除をしたり,男爵夫人自ら客人への朝食を準備したり…。
めちゃくちゃ働き者の男爵様一家です。優雅なようも見えますが,何かと忙しそうです。
所収する城と森を維持管理していくことは,簡単なことではありません。伝統も守っていかなければならないですし。
城と城下の村への愛情が伝わってきますし,地域の人々に愛されていることも伝わってきます。
ゲストハウス
男爵家が所有する領地の一角に,閑静なゲストハウスがあります。ゲストハウスからは美しいアルプスの山々を見ることができます。
ゲストハウスでは,男爵夫人が自ら朝食を用意し,おもてなしをしてくれます。
クロンブルク城へのアクセス
アウトバーンA7をヴォーリンゲン(Woringen)で降り,城まで約7kmを走ります。
またはA96をアイトラッハ(Aitrach)で降り,城まで約8kmの道のりを走ります。
クロンブルク城の歴史年表
- 1227年
- シュタウフェン朝の家人家系のルドルフ・・フォン・クロンブルク(Rudolf von Cronburg)の時代に城が建てられました。
- 1273年
- ホーエンシュタウフェン家没落後は,すぐに国王ルドルフ・・フォン・ハプスブルク(Rudolf von Habsburg)の所有となりました。その後は担保封土として,所有者はコロコロと変わります。
- 1370年
- シュヴァーベンの都市同盟とのフェーデにより,城は損傷を受けます。
- 1460年
- クロンブルク城そのた所有物は,すべてハンス・フォン・ヴェルデンシュタイン(Hans von Werdenstein)に売却されます。
- 1478年
- ゲオルグ・フォン・レヒベルク(Georg von Rechberg)がクロンベルクの封土を所有することになった時,城は廃墟となり居住不可能な状態になっていました。
- 1490~1536年
- 遠隔地にある領土などを売却し,その資金で城を再建します。
- 1604年
- レヒベルク家が断絶し,その後しばらくカール・フォン・ブルガウ辺境伯(Markgraf Karl von Burgau)がクロンブルクを管理します。
- 1619年
- ヨハン・オイスタッハ・フォン・ヴェスターナッハ(Johann Eustach von Westernach)が封土授与されます。現在の城主様の家系で,以後,400年以上ヴェスターナッハ家が所有することになります。
- 1704年
- フランス軍によって4つの円塔が半壊されます。その後再建され,葱花円蓋も取り付けられ,今日見られる姿になります。
- 1993~1998年
- 大規模修繕工事が行われました。
クロンブルク城の営業案内
中庭や遊歩道はいつでも自由に往来できます。
ガイドツアー
4月の終わりから10月の初頭まで,ガイドツアーに参加することにより内部を見学できます。
ガイドツアーは15人以下のグループで,要予約となります。
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