名前にJagd(狩猟)がついていることから分かるように,この城は狩猟の館として建てられた領主の別館であることがわかります。
グラーニッツ城はドイツ本土にあるのではなく,ベルリンの北約140kmのところにあるリューゲン島(Rügen)という島にあります。
目次
グラーニッツ城の見どころ
グラーニッツ城のある場所は,池や湖が多く,氷河期に氷河による浸食作用による平坦な地形が広がっています。
ベルクフリート
高さ38mのベルクフリートに登ると,リューゲン島を一望することが出来ます。
ただこのベルクフリートの中には途中階がなく,屋上まで続く154段の螺旋階段が続いています。しかも登りにくい右螺旋。
螺旋階段がぐるぐると……。
人によってはめまいを起こしたり,気分が悪くなってしまうこともあるようです。
博物館
狩猟の館というだけあって,鹿やトナカイの角がたくさん飾ってあります。
鹿やトナカイの角が飾ってあるのは他の城でもよくあることなので別に驚くこともないのですが,鹿やトナカイの角で作られた家具やシャンデリアが存在しているというのはびっくりです。
椅子とかテーブルとか…。
グラーニッツ城へのアクセス
車で行く
本土から島へ行く橋がありますので,車で橋を渡るのがベストだと思います。
城から約2kmのところに駐車場と駐輪場があり,4月~10月は駐車場(駐輪場)から城へシャトルバスが運行されているので,バスを利用します。
駐輪場または駐車場から徒歩で行くことも可能です。
汽車で行く
ビンツ(Binz)からリューゲン鉄道またはJagdschlossexpressに乗って行くことが出来ます。
グラーニッツ城の歴史年表
- 1472年
- グラーニッツは,プットブス(Putbus)の領主が所有していました。
- 1726年
- モーリッツ・ウルリッヒ一世伯爵(Graf Moritz Ulrich I.)は2階建ての狩猟小屋を建てました。
- 1730年
- 木骨造りの2階建てのベルヴェデーレが建設されました。
- 1837年~1846年
- ヴィルヘルム・マルテ一世(Wilhelm Malte I.)は狩猟の館をベルヴェデーレの場所に建設します。工事は夏季しか出来なかったため,時間を要しました。シュロスは北イタリアのルネッサンス様式で建てられました。
- 1945年
- 東ドイツの改革により没収され,国の管轄下になりました。
- 1953年
- 調度品や芸術品は,ベルリン州立博物館に引き渡されました。
- 1983年~1990年
- 大規模修繕作業が行われました。
グラーニッツ城の営業案内
博物館
夏期(5月~9月)
毎日 10:00~18:00
冬期(11月~3月)
火曜日~日曜日 10:00~16:00
春期および秋期(4月および10月)
毎日 10:00~17:00
http://www.jagdschlossgranitz.de/レストラン
10:00~18:00
Wirtshaus im Jagdschloss Granitz | Restaurant auf Rügen
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