用語&人物集– category –
-
用語&人物集
バロック(Barock)建築とは
バロックとは、16世紀に始まり1760、70年頃まで続いたヨーロッパ美術史の時代を指します。 ルネッサンスの後、古典主義の前の時代になります。 ドイツ語では、男性名詞の der Barock、中性名詞の das Barockの両方があります。 バロックという概念は統一さ... -
用語&人物集
ロマネスク(Romanik)建築とは:暗がりに見出す光
中世ヨーロッパの壮大な歴史と文化が息づくロマネスク建築。 厚い石壁に囲まれた堅牢な構造、精巧な彫刻が施されたアーチや柱頭。ロマネスク建築の重厚さと荘厳さは、訪れる人々を魅了します。 ロマネスク時代は5世紀のローマ帝国没落以来、ヨーロッパ全体... -
用語&人物集
フォークト(Vogt)
フォークトとは,中世,近世ドイツの貴族役人のことです。日本語では代官とも,城代とも訳されることがありますが,日本史の城代とは役割が違います。 領地の管理と司法の任を,領主に代わって執行します。その権限は,日本の中世の守護大名に近いのかもし... -
用語&人物集
ドイツの歴史を彩るゴシック(Gotik)建築
中世ヨーロッパの歴史と文化が色濃く反映されたゴシック建築。 ゴシック様式は、ロマネスク様式の後の時代、ルネサンス様式の前の時代の12~15世紀頃に発展した建築様式です。 高くそびえる尖塔、色鮮やかなステンドグラス、緻密な彫刻と装飾が施されたこ... -
用語&人物集
騎士のスポーツ馬上槍試合(Turnier)とはどんなもの?
中世の騎士たちが熱狂した馬上槍試合(トーナメント)は、戦争ができない武人たちの鬱憤晴らしを目的として始まりました。トーナメントで富と名声を得られれば、成り上がることができました。トーナメントとはどんなものか、トーナメントの歴史、現在に残るトーナメントについて解説します。 -
用語&人物集
ミンネザング(Minnesang)
シュタウフェン朝時代後期,ドイツ語圏における騎士の宮廷文化です。 “mine”とは,中世ドイツ語で「愛(Liebe)」を意味しています。“sang”は歌。 騎士道では主君の奥方相手に貴婦人崇拝を余儀なくされました。騎士達は貴婦人たちの関心を惹くためにトー... -
用語&人物集
ミニステリアーレ(Ministeriale,Ministerialität)―隷属的騎士
カロリング朝,メロヴィング朝の時からからすでにその身分は見られました。 貧者もいれば富者もいます。 もともとは農民階級であり,自由のない使用人の上流階級です。 隷属的ではありますが騎士になることができたという点で,自由民の富裕農民に優越する... -
用語&人物集
マルチン・ルター(Martin Luther)
マルチン・ルターといえば,社会の歴史教科書にプロテスタントを起こした宗教改革の人物として登場します。 中学時代の社会科の先生が 社会科中学教師 ルターの名前(まるちん)なんて,俺,恥ずかしくて,よう言えんわ~。 と下ネタチックに言うお方だっ... -
用語&人物集
フリードリッヒ一世(赤髭王)(Friedrich I. Barbarossa)
1147年から1152年まではシュヴァーベン公爵フリードリッヒ三世(Friedrich III. Herzog von Schwaben)でしたが,後に皇帝に即位してフリードリッヒ一世赤髭王と呼ばれるようになりました。 皇帝としての在位期間は1152年~1190年です。 赤髭王にまつわる... -
用語&人物集
フェーデ(Fehde)とは―自由民に認められた暴力による訴訟法
フェーデは決闘の一種です。 フェーデは確執と表現されることがありますが、ここではフェーデのまま使用します。 中世前期、フェーデは加害者に対し自由民である被害者、またはその一族が暴力でもって加害者に復讐する訴訟法でした。 仇討みたいなものなの... -
用語&人物集
聖エリザベート(Die heilige Elisabeth von Thüringen)
ハンガリー王女でチューリンゲン伯爵夫人となった女性です。ドイツ国民の聖人(deutsche Nationalheilige)と言われ,カトリック教徒だけでなくプロテスタント教徒にも慈善の象徴として崇拝されている人物です。 そして歌合戦の伝説の立会いに出てくる人で...
1