ローレライ伝説とライン川の魔力:ただの岩に秘められた詩と誘惑の物語

ライン川クルーズのクライマックスとも言える名所「ローレライ」。

「ローレライ」といえば、世界三大がっかり観光地の一つよね。

城山塔子

川に張り出した、ただの岸壁だから、がっかりしてしまうのも無理もないよ。

しかし、この一見何の変哲もない岩場こそが、何世紀にもわたって数多くの詩人や音楽家たちを魅了し、創作意欲をかき立て、数々の作品を生み出してきた場所。

この岩こそ、数えきれない詩や伝説に彩られた、ドイツロマンの象徴。ローレライには、ライン川の悠久の歴史とロマンが深く刻み込まれているのです。

ハインリッヒ・ハイネの詩で広く知られるようになったローレライですが、その歴史は古代にまで遡ります。

ケルンやマインツの古い教会には、遥か昔からこの地を歌った詩人たちが眠っているという言い伝えも残されています。

本記事では、ローレライの伝説と、今でも歌い続けられるローレライの歌について紹介します。

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ローレライの舞台:地理的特徴と航行の困難さ

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