ハーメルン(Hameln)の南約10kmのところにある三翼から成るルネッサンス様式の水城です。
15世紀から続く騎士家系のクレンケ家(Klancke)が所有する城で,騎士階級の生活を垣間見ることができます。
目次
ヘメルシェンブルク城の見どころ
ヴェーザールネッサンス様式の城を当時の姿のまま見ることが出来ます。
博物館
この城の歴史と,騎士階級貴族の生活を知ることが出来ます。
派手さはありませんが,質実剛健な生活であることがわかります。
クリスマスマーケット
第一アドヴェントにはクリスマスマーケットが開かれます。
幻想的なライトアップとクリスマスイルミネーション。小規模ながら演奏会や演劇も行われます。
この日はカフェも特別にオープンし,多くの人で賑わいます。
ヘメルシェンブルク城の行き方
公共交通機関で行く場合
ヘメルシェンブルクはエマータール(Emmertal)駅から約4kmのところにあります。S-バーン5番線で行くことが出来ます。バスは40番線で行くことが出来ますが,平日は毎時,土曜日は2回/日,日曜祝日は残念ながら走っていません。
ヘメルシェンブルク城の歴史年表
- 1409年~1414年
- エヴァーシュタイン伯爵(Grafen von Everstein)がヘメルゼン城(Burg Hemersen)を建設します。
- 1437年
- 騎士クレンケ(Klencke)家の所有となります。
- 1487年
- フェーデに巻き込まれ,城はヴィルヘルム・フォン・ブラウンシュヴァイク=リューネブルク公爵(Herzog Wilhelm von Braunschweig-Lüneburg)に破壊されます。その後,クレンケ家は城を再建します。
この頃ヘメルゼン城がヘメルシェンブルク城と呼ばれるようになります。ヘメルゼンが方言でヘメルシェンに訛ったものだと考えられています。 - 1544年
- 火災により城全体が消失してしまいます。
- 1588年
- ルネッサンス様式の水城として新しく建設されます。城の完成には30年という歳月が必要でした。
- 三十年戦争
- アンナ夫人は城を守るために奔走し,将軍と保護契約を交渉し,破壊と略奪から城を守ることに成功しました。
- 七年戦争
- ヘメルシェンブルクの一部が占領され破壊されましたが,大部分は守られました。
- ナチス時代
- 世俗権力は神の支配原則に反することだとして抵抗します。この騎士一家が十字架のもとで14人の子どもたちともに祈りを捧げている姿は尊重されました。
教会は,ポーランドからの外国人労働者の礼拝のために開放されました。 - 1973年以降
- 一部が私立博物館として公開されるようになりました。
ヘメルシェンブルク城の営業案内
月曜定休です。
博物館
見学はガイドツアーのみです
4月16~30日および10月
11:00,12:00,14:00,15:00,16:00
5月~9月
10:00,11:00,12:00,14:00,15:00,16:00,17:00
カフェ
4月16~30日および10月
12:00~17:00
5月~9月
11:30~17:30
Willkommen bei Schloss Hämelschenburg
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