ゾンダースハウゼン城(Schloss Sondershausen)―候国の城の見どころと歴史

ゾンダースハウゼン城

チューリンゲン州にあるゾンダースハウゼン城は、シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯爵(Fürsten zu Schwarzburg-Sondershausen)の居城だった城です。

不規則な四翼からなる城は、建築時代が異なっており、いろいろな時代の建築様式を見ることができます。

シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯国

1599年から1918年まで存在したドイツの領邦国家です。1918年に君主制が廃止されたため、自由州となりました。

候国の首都だったゾンダースハウゼンにあるゾンダースハウゼンの見どころと、その歴史を紹介します。

目次

ゾンダースハウゼン城の見どころ

中世のブルクを取り壊し、その上にシュロスを建てました。

様々な建築様式

主な建築様式は以下のとおりです。

他にも、この城にはバロック様式、マニエリスム様式、新古典主義が混在しています。

ルネッサンス様式

南翼と東翼、シュロス塔と旧北翼は、ルネッサンスシュロスと呼ばれています。

後期古典主義

改装された西翼、新北翼は、もともとは17世紀にロココ様式で建てられたものです。

シュロス博物館

青のホール
青のホール

地元の芸術家の作品が常設展示されており、都市の歴史、自然史・文化史を紹介しています。

シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼン侯国のナショナルカラーで装飾された部屋が、青のホールとなっています。

ナショナルカラーなんて、ステキ!日本にナショナルカラーってあるのだろうか…?

黄金の馬車(Goldene Kutsche)

黄金の馬車
黄金の馬車

ドイツで唯一保存されているものらしいです。

1710年にパリで製作されたバロック様式の馬車です。

博物館の公式サイトでバーチャル見学できます。

シュロス公園(Schloss Park)

この城は、30 ha以上もの面積を持つ公園に囲まれています。

元々はバロック様式の庭園でしたが、19世紀に英国風の景観庭園に変わりました。

フランス式の遊歩庭園、オランジェリーと八角形の家があります。

厩舎(Marstall)

厩舎は19世紀に建てられたもので、第二次世界大戦から1990年頃まで様々な期間が厩舎に本部を置いていました。

現在、州立音楽アカデミー・チューリンゲンの本拠地として使用されています。

音楽劇場として

ゾンダースハウゼン城は、音楽劇場としても、ダンスホールとしても使われています。

音楽アカデミーが演奏会を開いたり、オーケストラが夏に定期演奏会を開いたり。

毎年6月から7月にかけて、中庭で音楽劇場フェスティバルが開催され、多くの人が音楽を楽しみに訪れます。

そしてなんと、地下にはジャズセラーがあり、ジャズクラブ・ゾンダースハウゼンが定期的にイベントを開催しています。

外観は地味な城ですが、内装は意外とゴージャスでとてもステキな城です。

ゾンダースハウゼン城へのアクセス

無料駐車場があります。

ゾンダースハウゼン城の歴史年表

ブルク ゾンダースハウゼン(Burg Sondershausen)時代

1125年

都市ゾンダースハウゼンが初めて文書に登場します。

1287年

ゾンダースハウゼン城が初めて言及されます。

1295年

この地はホーンシュタイン伯爵(Graf von Hohnstein)の所有となりました。ホーンシュタイン家は村が都市圏を取得するのに尽力し、村は「オッピドゥム」と呼ばれるようになります・

1300年頃

居住塔が建設されたことが記録されており、現在シュロス塔として残っています。

1356年

ホーンシュタイン家の男系が断絶し、所有はシュヴァルツブルク伯爵に移ります。

1533年

ギュンター(Günter)伯爵は中世のブルクの大部分を取り壊し、ルネッサンス様式のシュロスを建設します。

シュロス ゾンダースハウゼン(Schloss Sondershausen)時代

シュロスは700年にわたって増築されていったため、様々な時代の建築様式が混在することになります。

1550年頃

南翼、東翼、北翼が完成します。

1551年

古い塔が居住区に組み込まれ、新しいドームが取り付けられます。

1599年

シュヴァルツブルク領は分割相続により、シュヴァルツブルク=ゾンダースハウゼンとシュヴァルツブルク=ルードルシュタット(Schwarzburg-Rudolstadt)の2つの伯爵領に別れました。

1697年

伯爵家は帝国侯爵に昇格し、帝国から独立した領邦国家となりました。

侯爵に昇格した城主は、ルネッサンス様式の城をバロック様式のレジデンツシュロスに改築しました。

1713年

シュヴァルツブルク家は家族契約を結び、長子相続制が導入され、分割相続を禁止しました。

1760年

後期バロック様式の西翼が建設されます。1階には厩舎がありました。

1845年から1851年

厩舎が建てられました。

1945年4月8日

空襲により、庭園にはクレーターができ、オランジェリーも破壊されました。城も一部が燃えましたが、なんとか消火し、僅かな損害ですみました。

地下室は、付近住民の防空壕として使用されました。

1994年

チューリンゲン宮殿・庭園財団(Stiftung Thüringer Schlösser und Gärten)の所有となり、シュロス博物館として運営されています。


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