チューリンゲンのラニス城はほとんど無名で,その歴史もよく分かっていない城です。

ラニス城
ラニス城への行き方
ラニス城の歴史年表
この城がいつ築かれたのか,正確なことは分かっていませんが,11世紀にドイツの東方植民でスラブ人の地に入植してできた国王直轄地であり,チューリンゲン・スラブ国境のザールフェルト・オルラガウを重要な役割を果たしていました。このころの文献には多くのミニステリアーレ・フォン・「ラニス」が登場します。
- 1208年
- ラニスを含めてザールフェルト周辺地域は抵当に入れられ,シュヴァルツブルク家が当主となります。現存する城の設備はこの時代以降のものであり,ほとんどがこの時代に建てられたものです。
- 1389年
- ギュンタース28世の死後,マイセン辺境伯に譲渡されましたが,1430年にはヴェッティナー家に売られ,さらに1463年にブランデンシュタイン家,1571年にブライテンバッハ家の手に渡りました。
- 16世紀
- 南翼にルネッサンス様式のシュロスが増築されました。
- 1815年
- プロイセン家の手に渡りましたが,1945年までブライテンバッハ家が城に住んでいました。
- 1956年
- 博物館ととしてオープンしました。
現在のの所有権は die Stiftung Thueringer Schloesser und Gaerten が持っています。
ラニス城の開館案内
- 開館時間
- 5月~10月 火曜日~日曜日 10:00~12:00,13:00~17:00
11月~4月 火曜日~金曜日 10:00~12:00,13:00~16:00
土曜日,日曜日 13:00~17:00
Tel. 03647-413345 - 公式サイト
- http://www.museum-ranis.de/