中世封建領主の仕事

領内の仕事を全部召使いに任せるのではなく,領主には領主の仕事の責務があり,領主夫人には領主夫人の仕事の責務がありました。

では,中世封建領主の城主夫妻の仕事とは,一体何だったのでしょうか。

目次

封建領主の日常的業務

領域の管理

中世騎士を主題とした映画では,異なるイメージで演出されることが多くあります。

封建領主の最も重要な任務は,広い領域を平和的に管理するというものです。

一国一城の小領主なら領域は狭いので,管理はそれほど大変ではありませんが,城を多数持つ大領主ともなると,管理は大変です。

そのため,数ヶ月に一度の間隔で,城を転々としながら広い領域を回っていました。

司法官としての仕事

紛争を解決するために裁判を開いたり,税金を取り決めたり,戦線も決定しました。

しかし騎士は字が書けないものが多く,記録等はお雇いの書紀や司祭に書いてもらっていました。

贈与に関するもの,相続争い,裁判の判決文,その他重要な業務に関する書類や証書は,書紀や司祭の助けなしには発行できませんでした。

領主婦人の仕事

領主夫人は,城の家政を主に担当していました。

日々の食卓の管理

農民が受け取る物資,旅商人や都市の市場で購入するものを管理していました。

屠殺する家畜を決め,都市の市場で食材を注文したり,保存すべき食材を決めるのも領主夫人の仕事でした。

領主夫人の取り決めに従い,家政婦が食事の準備をしたり,ハーブを育てている庭の手入れを行ったりしていました。

あわせて読みたい
中世の食生活 中世は今のように水道もなければ冷蔵庫もありません。 日本と違い自然の厳しい中世ドイツでは,どのような食生活だったのでしょうか。 【飲み物】 日本では飲み物といえ...

衣類の管理

衣類の製作も,領主夫人の仕事でした。

婦人の間と呼ばれる部屋で,娘や家政婦たちとともに針仕事をしていました。

これは主に冬の仕事です。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次
閉じる